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企画展「かなしみをあたためあってあるいてゆこう~悲しみ、苦しむ人々と共に歩む坂村真民の生き方~」
(開催期間)令和3年10月1日(金)~令和4年2月27日(日)
(開催趣旨)
「かなしみをあたためあってあるいてゆこう」というのは、自分のかなしみ(悲しみ、哀しみ)を「あたためる」、つまり大切に育み、成長させていくということです。
また、自分だけではなく、『かなしみに暮れている人(友、同僚、愛する人等)』の『かなしみ』を自分のかなしみとして感じて、一緒にかなしむ、という意味が含まれています。
『かなしみに暮れている人』へ、ただ優しい言葉をかけ、慰めるのではなく、「一緒にかなしみ」、手を取り合って一緒に生きてゆくことを願っているのです。
この考え方こそ、坂村真民の生き方の根底にある生き方なのです。
今回の企画展は、この「坂村真民の生き方」の根底にある、「かなしみをあたためあってあるいてゆく」という真民の想いと真民詩の根底に流れる「悲しみ、苦しみながら生きている人へのエール」を共有し、皆さんと共に「これからの時代の生き方」を考える場として構成しました。
また、今回の展示では、真民と交流のあった北濱普門さんの「仏画」を縁のある方から寄贈していただきましたので、「かなしみの中に、心安らげる仏画」と真民詩とのコラボ展としても見ていただけるように展示しています。
どうぞ、真民の「かなしみの詩」と「心安らぐ仏画」をゆっくりと鑑賞していただき、これからの人生においてそれぞれの方が、「かなしみをあたためあってあるいてゆく」生き方を自分なりに考えて、生きていって欲しいと願っております。