ホーム > イベントカレンダー > 常設・企画展 > 企画展「坂村真民と箴言詩~自分を厳しく戒め、明日へ向かって生きるための詩~」
開催期間 2019年6月22日(土)~2019年10月20日(日)
(開催趣旨)
坂村真民は、生きることに悩み苦しみながら、いつも自分に向かって「この生き方でいいのか」、「まだまだいかん」と自問自答しながら生きていました。
真民にとっては、詩を作ることと生きることは同じものであり、「真の人間として生きるための生き方」を模索する中で詩が生まれてくるのです。真民は、そういう「坂村真民の生き方」を常に自分自身に向けて問いかけ、その答えを「自分への戒め」「箴言」として、多くの詩を残しています。
坂村真民の詩は、「君たちはどう生きるか」を問う詩ではなく、「私はどう生きるべきか」を問う詩であり、どの詩も「君たちや貴方たちへの詩」ではなく、「自分自身に向けた詩」であり、その中心となるのが「自分への厳しい戒めの詩」なのです。
坂村真民の詩とその生き方をより深く知るためには、こうした「自分への戒め、箴言の詩」を読み解くことが、必要となってくると思います。
今回の企画展では、数多くの真民の箴言詩の中から、真民がそれぞれの時代(年代)に、生きる苦しみとともに自分への「箴言」として書いた詩を選び出して展示しています。
また、坂村真民は、自分を厳しく戒めても、いつも「前向きに生きること」を考え、「生きる希望」を持ち続けて生きてきました。そういう「自らを励ます詩」も併せて展示しています。
(展示構成)
常 設 展 | 作 品 名 | 寸 法 | 形態 |
わたしの詩(全文) | 89×167 | 額装 | |
大事なこと(全文) | 130×87 | 額装 | |
七字のうた(全文) | 48×99 | 額装 | |
念ずれば花ひらく(全文) | 88×174 | 額装 | |
一筋の道 | 90×111 | 額装 | |
一番いい人 | 176×89 | 軸装 |
企 画 展 | 作 品 名 | 形態 | 作 品 名 | 形態 |
六魚庵箴言 | 額装 | こぶしの花 | パネル | |
自らを励ますうた | パネル | 鈍刀を磨く | パネル | |
裸木 | パネル | これでよいのか | 額装 | |
こつこつ | 額装 | 天を仰いで | 額装 | |
しんみん五訓 | 額装 | 自戒 | パネル | |
鉄眼と一遍 | パネル | まだ序の口 | パネル | |
つねに前進 | 額装 | ただそれだけ | 額装 | |
四訓 | 額装 | あとから来る者のために | 六曲屏風 |