ホーム > イベントカレンダー > イベント > 坂村真民の原爆詩ミニ展示会のお知らせ(8月2日(火)~8月31日(水))
「坂村真民の原爆詩ミニ展示会」のお知らせ
坂村真民は昭和27年10月、第2回世界仏教徒会議広島大会に参加するため初めて広島を訪れ、まだ原爆の爪痕が残っている爆心地や広島の街、そこで生きている人々の様子を見聞きし、強烈な印象を受けて愛媛に帰り、「広島」、「原爆」、「世界平和」に関する詩を多数作りました。
そして、それらを集めて、昭和29年3月に自費出版の第4詩集「観音草」を発行し、その中に20篇の「原爆詩」を収録しています。
その代表的な詩が、「原爆地広島にて」、「せいさんだからといって」と「白いものはみんな骨に見える」の詩であり、その後も、核戦争の防止、核実験廃絶と原水爆禁止へ向けた熱いメッセージを、詩として書き続けました。
今年は、アメリカのオバマ大統領が広島を訪れ、若い世代の人たちにも改めて「原爆地広島」が再認識されています。
私たち日本人にとって、8月は特別な月であり、広島、長崎への原爆投下を決して忘れることなく、多くの犠牲者のことを語り継ぎ、将来の世代に「核実験・核戦争の廃絶」と「世界平和」をしっかりと引き継がなければなりません。
そんな思いを込めて、坂村真民記念館では、今回の「被爆ピアノコンサートと朗読の会」に合わせて、8月2日から31日までの1か月間を「原爆詩ミニ展示会」として、館内でこの3つの「原爆詩」と力強い筆跡で書かれた「世界平和」の書を展示します。
どうぞ、皆様のご来館をお待ちしております。
(展示作品)
1.「真民書・世界平和」 (額装 91×169)
2.「原爆地広島にて」 (額装 89×167)
3.「せいさんだからといって」 (額装 89×167)
4.「白いものはみんな骨に見える」(額装 89×167)
「被爆ピアノコンサートと朗読の会」の開催(8月14日)
広島で人間と同じように被爆し、ガラスが刺さり傷だらけになったピアノを、美しい音色を奏でるピアノに修復し現代に甦ら
せた「被爆ピアノ」によるコンサートと坂村真民の世界の平和と核戦争の廃絶を願う詩の朗読会を開催します。
坂村真民は昭和27年10月に初めて広島を訪れ、原爆の悲惨さと残酷さを自分の目と体で感じて、その後多くの「原爆詩」
を書き残しています。
今回、坂村真民記念館で「被爆ピアノコンサート」を開催することは、坂村真民の平和を願い、二度と戦争を起こさないという
強い思いを、多くの人々に知っていただき、その思いを共有していただきたいと思うからです。