2025年3月13日
坂村真民記念館の建設が決まり、展示する作品を全国の真民ファンの方々から寄贈していただくため、私と家内で全国各地にお伺いして、展示作品を集める作業を1年ほどかけて行いました。
真民の生き方には、自分の詩墨作品はすべて読者の方に差し上げるために書いたもので、自宅に保存するという考え方はありませんでしたので、多くのファンの方から寄贈していただき、記念館のオープンに間に合ったのを、懐かしく思い出されます。
その際に、一番に寄贈を申し出て下さったのが、鍵山秀三郎さんでした。さらに、周りの方々にも声をかけてくださり、本当に助かりました。その後も常に記念館のことを気にかけていただき、最後までお世話になった大恩人です。3月11日のお別れの会に出席させていただき、本当に大きな大きなご恩に対して、感謝の言葉を送らせていただきました。
2025年3月9日
3月8日無事に開館13周年記念特別展「慈悲の心と生きる喜びを~横田南嶺老師が選ぶ真民詩の世界~」が始まりました。
オープニング、テープカットの後、館内をご案内して、10時30分からの南嶺老師の講演会「今、真民詩に学ぶ」へ。200名を超える方が熱心に聞いてくださり、横田管長も熱く熱く、真民詩の魅力を語ってくださいました。この講演会につきましては、愛媛CATVさんが録画して下さり、3月23日(日)9時から放送して下さることになりました。ぜひ、来られなかった方は、CATVでご覧になってください。
横田管長が高校生の時に、真民に手紙を書いて本の注文をした証ー真民の「記録ノート」の展示や、横田管長へ西澤真美子が「記念館のオープンの時に、書を依頼した手紙」への、横田管長の返書など、今回初公開の展示品が展示されています。
どうぞ、多くの方のご来館を心からお待ちしております。
入場者数の減少により、記念館の存続が検討課題に上がるなど、記念館は非常に厳しい状況にあります。一人でも多くの方がご来館して下さり、全国の真民ファンの存在を示してください。それが、唯一の生き残りへの方策につながるのです。
どうぞよろしくお願いいたします。