2015年8月27日
円覚寺の横田南嶺管長が臨済宗各派の布教師の皆さんを連れて来館されました。
今回は、現在開催中の「坂村真民と家族の絆展」をご覧になることと、若い布教師の皆さんとともに、坂村真民の詩の世界に出て来る象徴的な場所(宇和島の住居、護国神社、吉田大乗寺、宝厳寺等)を訪ねて回ることを目的とした研修旅行でもありました。
坂村真民記念館では、「家族の絆展」を観覧の後、会議室で勉強会を開き、皆さん活発に質問され、これから全国のお寺を回られる時に、坂村真民の詩を積極的にご紹介してくださることを約束して帰られました。
2015年8月19日
お盆を過ぎて、砥部は朝晩の気温も少し涼しくなってきています。夏休みももう少しとなりました。
「坂村真民と家族の絆」展も、夏休みとお盆の間は、全国から訪ねてこられる方や帰省されて立ち寄られる方が多く見受けられます。まだ来館されていない方は、是非とも涼しくなったこの時期においでください。
タンポポ堂の「つゆくさ」と道後温泉の旅館の庭に咲く「鷺草(さぎそう)」を写してきました。
2015年8月13日
坂村真民の詩の中には、お盆のことを詠った詩がたくさんあります。
その中から、2編紹介します。
虹が立つ(真民45~46歳)
あれ父ちゃん
虹が
虹が
と子らがさけぶ
東の山に立つ
七色の虹
霊迎える日の夕べ
子らと仰ぐ
虹の架け橋
ああ父も母も茜も
あの橋を渡り
会いに来ますか
送り火(真民55歳)
お父さん
お母さん
ことしのお盆は
よいお盆でした
お墓まいりはできませんでしたが
善通寺高野山とおまいりして
御冥福を祈ってきました
子供たちも大きくなりました
梨恵子も来年はどこかの大学に入り
大学生となりましょう
一年一年と大きくなってゆくのを楽しみに
来年も飛んでお出でください
茜ちゃんも
父さん母さんのあけくれをよく見て
わたしたちを守ってください
これといって特別の御馳走も
できませんでしたが
心から送り火を
みんなでたきます
では来年まで
さようなら
さようなら
お盆休みで愛媛に帰ってきている皆さん、記念館は休まず開館しています。どうぞお出でください。