2014年2月23日
2月22日鎌倉にある臨済宗円覚寺の横田南嶺管長が来館されました。
2回目の来館で、熱心に1時間たっぷりかけて「宇和島時代の坂村真民展」の展示作品とパネルの解説を見てくださいました。
横田管長は、高校生の時に真民詩に出会い、「詩国」をずっと読まれており、鎌倉の円覚寺で毎月行われている「日曜座禅会」でも、真民詩を引用された法話をされています。
3月4日から始まる相田みつを美術館での「坂村真民展」でも、オープニングに出席してくださる予定です。
一つの道をまっすぐに歩まれている横田管長の凛とした姿が、記念館にさわやかな風を運んできてくださいました。
2014年2月13日
2月9日東京の谷中全生庵で行われた「紀野一義先生のお別れ会」に行ってきました。
紀野先生は、愛媛の片隅の名もない詩人であった坂村真民を、ご自分の著書やテレビでの対談番組でたびたび紹介してくださり、真民を全国的に有名にしてくださった恩人であり、真民が仏教を学ぶうえでの師でもありました。
お別れの会は、全国から紀野先生を慕う方々が参列され、紀野先生を偲ぶお言葉が紹介されましたが、その中に真民との交流について触れられた方もあり、簡素な中にも温かみのある会でした。
あらためて、紀野先生のご冥福をお祈りするとともに、先生の遺志と精神を継いで、この記念館も歩んでいくことをお誓いしたいと思います。境内の真民碑にも久しぶりに対面してきました。