2013年2月24日
いよいよ、開館一周年記念特別展「相田みつをと坂村真民の世界」展のオープンまで、あとわずかとなってきました。
相田みつをさんの出店作品もほぼ固まってきましたし、坂村真民の作品も現在の展示作品をほぼ半分を入れ替えることになりました。今回のテーマが「相田みつをと坂村真民の世界~「いのち」を見つめつづけて~」となっておりますように、、「いのちの大切さ」と「生きる希望」を詠い続けた二人の詩人の作品を一堂に展示し、3月11日に開館したこの記念館の大きな使命であります、東日本大震災で被災されたすべての方々に、少しでも前に向かって歩いていってもらえる「光」を灯したいと思っています。
相田さんと真民との直接的な交流は、わずかなものですが、お互いが自分の道をまっすぐ歩く中で、仏教の教えに深く根差した、独特の詩が生まれてきた訳ですが、「人間としていかに生きるか」を常に自分自身に問い続け、妥協を許さず、弱い人の立場に立ち、経済的に恵まれない時代を生き抜いてきた二人の人生の結果として、その詩とその書体は、同じ人が書いたものと間違われるくらい、似通った作品があります。
しかし、その詩と書は、二人がそれぞれの人生を一生懸命生きる中で、独自に生み出されてきたものであり、それぞれ二人の生き様が違うように、二人の詩と書はそれぞれに違った趣を持っています。是非その違いにも、気を付けて見ていただきたいと思います。
二人の代表的な作品を一堂に集めた作品展は、初めての試みであり、愛媛では最初で最後になるかもしれません。この機会をお見逃しなく、是非とも、皆さんお誘い合わせのうえご来館くださることを、心からお願い申しあげます。
2013年2月19日
FM愛媛では、坂村真民記念館開館一周年記念番組として、3月17日(日)の20時から21時までの一時間、坂村真民の生きた時代を、三瓶、吉田、宇和島、砥部と辿り、そこで真民が作った数々の詩を紹介する番組を放送します。
真民が生活した、それぞれの地を訪ね、そこで何を考え、何を悩み、苦しみ、喜びながら詩をつくったのか。その時代の特徴ある詩を紹介しながら、交流のあった方々のお話や、家族の声を取り入れて、館長が全体の解説をしながら、真民詩の数々を紹介してゆく番組です。
是非、ご家族皆で、会社の同僚や友達にも声をかけて、聞いてください。