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2018年9月19日
プラントハンターとして世界中を飛び回り、各地で植物に関するイベントやプロジェクトを実現させている西畠清順さんが、記念館に来館されました。高校生の時に、「念ずれば花ひらく」の言葉に出会い、人生の節目節目でこの言葉に助けられた、と言われる西畠さんは、最近までこの言葉が坂村真民の詩の言葉であることを知らないで、使っていたのですが、坂村真民記念館の存在とその言葉の出所を知り、表敬訪問されたのです。
坂村真民も、この言葉を世界中に広めてくれる若者の出現を、きっと喜んでいると思います。
2018年7月14日
今回の豪雨で被災された方々には、謹んでお見舞い申し上げます。
記念館が皆様の心の支えとなるよう、坂村真民の詩をお送りします。
いつもいっしょ(76歳)
いつもいっしょ!
これがわたしの信仰理念
木とも石とも
蝶とも鳥たちともいっしょ
人間はもちろん森羅万象
いつもいっしょに生き
いつもいっしょに息をする
だから一人であっても一人でない
沈むことがあってもすぐ浮きあがる
ふしぎな奇跡が起きてくる
いつもいっしょ!
ああこの愛のことばを
唱えてゆこう
わたしはタンポポとなって(61歳)
ひとよひとりぼっちだと悲しみたもうな
タンポポを見たら
わたしだと思うてくだされ
お金がないからといって歎きたもうな
タンポポはお星さまが落された金貨だから
じっと念じていたら
きっとお金が授かるでしょう
生きがたいことがあっても
絶望してくださるな
タンポポは幸せを告げ知らせる花だから
じっと念じていたら
きっと光が射してくるでしょう
ひとよ夢を失いたもうな
わたしはタンポポとなって
あなたの窓のしたに根をおろし
いろんなことをお話してあげましょう
この世のあるかぎり
わたしはいつまでも生きつづけ
蝶とともに飛んでまいりましょう
2018年6月23日
本日より10月14日(日)まで新しい企画展「坂村真民詩集の扉書き~真民が詩集に込めた想いと言葉~」が始まりました。真民が読者の方に心を込めて書いた「扉書き」は、真民のその本に対する想いが凝縮したものです。
どうぞ、皆様のご来館を心からお待ちしております。
2018年5月10日
記念館の駐車場に面した小さな庭に植えてある「朴の木」が、6年目にして花を咲かせてくれましたが、最後の一輪が白い花びらを見せ始めました。この一輪だけでも駐車場は、「朴の花」の甘い香りが漂っています。
連休も終わり、仕事モードに入って、少し落ち着かれましたか。「坂村真民という生き方」展もあと一か月ばかりとなりました。
どうぞ、記念館に来て、ゆっくりとした気持ちで、坂村真民の生き方とその詩を鑑賞してください。
2018年4月17日
今年も真民の好きな「朴の花」が咲く季節となりました。毎年記念館に朴の花を持ってきて下さる稲荷さんが今年の「初一輪」を届けてくださいました。記念館の中が朴の花の甘い香りで一杯になっています。
朴のように
朴のように
悠々たれ
百花競い咲くとも
あせらず
気にせず
百花終わる頃
天空に
夢のような
大きな花を
咲かせるのだ
しんみんよ
朴のように
息の長い
詩人となれ
2018年4月5日
真民の一番好きな野の花「タンポポ」が記念館の中庭でいっぱい咲いています。
桜はもう終わりかけていますが、春は今まっさかりです。4月21日と22日には砥部町最大のイベント「砥部焼きまつり」が開催されます。どうぞ皆さんお誘い合わせて、記念館にお出で下さい。
2018年3月7日
3月3日(土)より、開館6周年記念特別展「坂村真民という生き方~坂村真民の生涯を貫いた生き方とは~」が始まりました。坂村真民の生涯とその生き方に影響を与えた人や出来事を、6つの章に分けて詳しく解説し、そこから生まれた「真民詩」を展示しています。真民詩を理解するうえで、欠くことの出来ない人や出来事を分かりやすくパネルで説明してあるので、来館者の皆さんからも、今回の展示は非常に分かりやすい、とのお言葉をいただいています。
どうぞ皆さん、お誘いあわせのうえ、記念館にお越しください。お待ちしております。この記念館から10分の所の「七折梅園」も、今ちょうど見頃を迎えています。どうぞ暖かくなった砥部へ、おいでください。
2018年2月25日
2月23日の午後、円覚寺の横田南嶺管長が、吉田町大乗寺での「河野宗寛老師50年遠忌」出席の途上で、ご来館くださいました。お忙しい中でのご来館、本当にありがたいことです。
横田管長が鎌倉の円覚寺で毎月2回行われている「日曜説教会」では、毎回500名から600名の参加者があり、横田管長が毎回必ず「真民詩」を引用した「お話」をしてくださるので、それを聞いて、砥部の坂村真民記念館に行ってみたいと思われた方々が、毎月5~6名わざわざ東京周辺の方々が、砥部まで来てくださるという現象がここ2~3年ずっと続いています。まさに、記念館にとっては、横田管長は「如来使」なのです。心からお礼申し上げます。
2017年12月9日
68歳にして「自分の本」を出版するとは、夢にも思っていませんでした。
坂村真民の独特な人生とそこから生まれた「純粋で、心温まる詩」を少しでも多くの人に知ってもらいたい、その思いだけで書いた本です。
心に悩みを抱えて毎日を一生懸命に生きている人や、苦労や悲しみに耐えて生きている人々に、「そっと力になる詩」があることを知ってもらいたい。
そういう思いがあふれたこの本を、どうぞ手に取って読んでみてください。
そして、少しでも多くの人に薦めてください。
12月16日(土)13時から、京王プラザホテルにて、致知出版社主催の「人間学講演会スペシャル」として、私と横田管長の講演会とトークショーが開催されます。皆様のご来場をお待ちしております。
家内(坂村真民の三女真美子)も出席します。
申し込みは、致知出版社(03-3796-2111)までお願いいたします。