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2013年5月18日
いよいよ「吉田時代の坂村真民~参禅の日々と大いなる人との出会い~」展が始まります。
この吉田時代というのは、坂村真民にとって大乗寺への参禅を決意した時代であり、そこで河野宗寛老師、山下照山さん、杉村春苔先生、利根白泉先生等という大いなる人々との出会いの時代でもありました。
そして、それらの方々との交流によって、真民の人間としての変革が始まり、そこから真民詩を代表する詩が生まれてくるのです。
今回の展示は、それらの方々の人物像や真民との交流の様子を、分かりやすくパネルで紹介しております。
そして、なにより、この時代に生まれてきた数々の素晴らしい詩(普段あまり知られていないが、是非読んでもらいたい詩)をパネルで紹介しておりますので、ゆっくり時間をかけて見て、読んでください。
これまであまり読まれていない詩もありますが、必ずや、納得していただけるものと確信しております。
私からの一番のおすすめは、「NO.48 母上よ」です。母を想う真民の切々たる思いが込められた詩です。
2013年5月2日
ゴールデンウィークも後半になりました。
相田みつをさんとのコラボ展も、あと10日間です。
今年も朴の花が届けられ、館内を芳醇な香りが満たしています。
天気予報では、この連休中は良い天気に恵まれるということですので、
相田みつをさんとのコラボ展をまだ見てない方は、是非ともおいでください。
2013年3月11日
2013年2月24日
いよいよ、開館一周年記念特別展「相田みつをと坂村真民の世界」展のオープンまで、あとわずかとなってきました。
相田みつをさんの出店作品もほぼ固まってきましたし、坂村真民の作品も現在の展示作品をほぼ半分を入れ替えることになりました。今回のテーマが「相田みつをと坂村真民の世界~「いのち」を見つめつづけて~」となっておりますように、、「いのちの大切さ」と「生きる希望」を詠い続けた二人の詩人の作品を一堂に展示し、3月11日に開館したこの記念館の大きな使命であります、東日本大震災で被災されたすべての方々に、少しでも前に向かって歩いていってもらえる「光」を灯したいと思っています。
相田さんと真民との直接的な交流は、わずかなものですが、お互いが自分の道をまっすぐ歩く中で、仏教の教えに深く根差した、独特の詩が生まれてきた訳ですが、「人間としていかに生きるか」を常に自分自身に問い続け、妥協を許さず、弱い人の立場に立ち、経済的に恵まれない時代を生き抜いてきた二人の人生の結果として、その詩とその書体は、同じ人が書いたものと間違われるくらい、似通った作品があります。
しかし、その詩と書は、二人がそれぞれの人生を一生懸命生きる中で、独自に生み出されてきたものであり、それぞれ二人の生き様が違うように、二人の詩と書はそれぞれに違った趣を持っています。是非その違いにも、気を付けて見ていただきたいと思います。
二人の代表的な作品を一堂に集めた作品展は、初めての試みであり、愛媛では最初で最後になるかもしれません。この機会をお見逃しなく、是非とも、皆さんお誘い合わせのうえご来館くださることを、心からお願い申しあげます。
2013年2月19日
FM愛媛では、坂村真民記念館開館一周年記念番組として、3月17日(日)の20時から21時までの一時間、坂村真民の生きた時代を、三瓶、吉田、宇和島、砥部と辿り、そこで真民が作った数々の詩を紹介する番組を放送します。
真民が生活した、それぞれの地を訪ね、そこで何を考え、何を悩み、苦しみ、喜びながら詩をつくったのか。その時代の特徴ある詩を紹介しながら、交流のあった方々のお話や、家族の声を取り入れて、館長が全体の解説をしながら、真民詩の数々を紹介してゆく番組です。
是非、ご家族皆で、会社の同僚や友達にも声をかけて、聞いてください。
2013年1月6日
みなさん 明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
今日は、1月6日、坂村真民の104回目の誕生日です。
友の会の方々を中心にして、33名の方が集まってくださり、ささやかな「誕生を祝う会」をおこないました。最後の朴庵例会のビデオを見たり、朝鮮時代の貴重なレコードを初めて聞いたりして、楽しい時間を過ごしました。坂村真民は、楽しいことがとても好きで、今日は皆さんの楽しそうな顔や声を聴いて、さぞ嬉しかったと思います。
今年も、色々なイベントを計画して、記念館に行ってみたいと思ってくださるように頑張って行きたいと思っておりますので、どうぞ、皆さんも是非とも、いろんな機会をとらえて記念館に足を運んでください。どうぞ、お待ちしております。
2012年12月22日
FM愛媛では、25年1月2日(水)午前7:30~8:00の時間に、「しんみんさんの詩 新春スペシャル~正月に寄せる愛の詩」という特別番組を放送します。
出演は、清水小百合アナウンサーと西澤孝一坂村真民記念館館長です。
お正月にちなんだ真民の詩を中心にして、坂村真民の家族を想う優しい気持ちを伝える、数編の詩をご紹介しながら、その詩の持つ意味とその背景について、館長が分かりやすく解説します。
是非、皆さんもご家族とともに聞いてください。お友達にもお知らせしてください。
坂村真民記念館は、お正月2日から開館しております。
新しい年の最初に、記念館で真民の詩を読んで、新たな気持ちでスタートしてください。
皆様のご来館を心からお待ちしております。
2012年11月21日
この詩は坂村真民の詩の中で私が一番好きな詩です。 私自身がサラリーマン時代に、毎日仕事に押し流されそうになりながら、最後の拠り所としていつも読んでいた詩でした。職場で、家庭で、色々と悩みながら、苦しみながら、毎日を頑張っているビジネスマンの皆さんに、是非手に取っていただき、 「あせるな、いそぐな、ぐらぐらするな」、「自分の道をまっすぐゆこう」という真民からのメッセージを感じ取っていただければと思います。 この詩集には、このような詩が90篇集められています。分かりやすい言葉で(しかし深い意味が込められた)、人生の悲哀と生きる喜びを詠った真民詩の魅力がいっぱい詰まった詩集になってます。もちろんビジネスマン以外の方にも、是非読んでもらいたい詩がたくさんあります。 文庫本サイズという、読みやすく、もち運びにも便利な体裁になっており、料金も手頃な価格です。皆さんもどうか書店で手に取って、お知り合いの方にお薦めください。
2012年11月10日
毎年「日本菊花全国大会」で入賞をされてる、松山市内宗友福祉会の丹生谷理事長から大輪の菊の花が届きました。
記念館の玄関の所に置いて皆様をお迎えしております。
9月16日からの新しい展示「三瓶時代の坂村真民~「六魚庵天国」の世界~」も、全国からのお客様を初め、連日多くの来館者に見ていただいております。特に、三瓶時代の教え子の皆さんが多数来てくださっており、皆さん懐かしそうに、当時の思い出に浸っておられます。
先日は、京セラの創業者で、日本航空の再建を果たされ、現在は名誉会長である稲盛和夫さんが来館され、熱心に館内を見て回られ、「深く感動した。記念館を大切に運営して欲しい。」との激励のお言葉をいただきました。
まだまだ、「知る人ぞ知る」坂村真民記念館ですが、少しずつ人々の心に、坂村真民の真心が伝わって行ってることを確信しました。これからも、地道にコツコツと、皆さんの口コミを頼りに、一歩ずつ前に向かって歩いてゆきたいと思っています。どうぞ、ご協力とご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。