2015年8月13日
坂村真民の詩の中には、お盆のことを詠った詩がたくさんあります。
その中から、2編紹介します。
虹が立つ(真民45~46歳)
あれ父ちゃん
虹が
虹が
と子らがさけぶ
東の山に立つ
七色の虹
霊迎える日の夕べ
子らと仰ぐ
虹の架け橋
ああ父も母も茜も
あの橋を渡り
会いに来ますか
送り火(真民55歳)
お父さん
お母さん
ことしのお盆は
よいお盆でした
お墓まいりはできませんでしたが
善通寺高野山とおまいりして
御冥福を祈ってきました
子供たちも大きくなりました
梨恵子も来年はどこかの大学に入り
大学生となりましょう
一年一年と大きくなってゆくのを楽しみに
来年も飛んでお出でください
茜ちゃんも
父さん母さんのあけくれをよく見て
わたしたちを守ってください
これといって特別の御馳走も
できませんでしたが
心から送り火を
みんなでたきます
では来年まで
さようなら
さようなら
お盆休みで愛媛に帰ってきている皆さん、記念館は休まず開館しています。どうぞお出でください。
コメントを残す