坂村真民記念館から全国の真民ファンの皆様へ

2012年3月11日

坂村真民記念館から全国の真民ファンの皆様へ

坂村真民記念館の開館に当たり、全国の真民ファンの皆様にご挨拶を申し上げます。
先ずは、この記念館が2012年3月11日にオープンすることとなりまして、たくさんの方々から激励と温かいお言葉をいただきましたことに、お礼を申し上げます。

この3月11日という日本人にとって忘れられない日に、記念館は開館いたします。それは、この記念館を運営していく私達が、東日本大震災で被災された皆さんと一緒に、皆さんの気持ちに寄り添って、新たな道を共に歩き出したいと願ったからです。
坂村真民の詩には、何よりも皆さんの心に希望と勇気を呼び戻すことが出来る力があると思ったからです。
坂村真民の詩は、人間としてどう生きるのか、生きる意味とは何かを考えさせるとともに、生きる喜びと勇気を与えてくれます。
全国の真民ファンの皆さん、この記念館では、坂村真民の97年間の人生のすべてを、分かりやすい展示構成で紹介するとともに、坂村真民の詩の世界とその精神を表わす作品について、落ち着いた心休まる空間で鑑賞できるように、展示室の中央にベンチも置いてあります。

四国の片隅の小さな記念館ではありますが、これからこの記念館が、全国の心悩める人々の休息所、心の休まる場所として、またこの記念館で元気をもらって前に一歩歩み出す人の出発地点として、皆様にご利用していただければと思っています。

ご来館の折には是非とも声をかけてください。皆さん一人一人とのかけがえのない出会いを大切にしたいと思っています。
どうぞ、皆様のご来館を心からお待ちしております。

平成24年1月吉日

坂村真民記念館　館長　西澤 孝一