2020年5月29日
5月27日より、真民記念館の入り口正面に展示している真民詩「必然」です。
円覚寺の横田南嶺管長に、特にお願いして書いていただいたものです。
緊急事態宣言は、とりあえず解除されましたが、多くの人は、コロナウイルス感染症に対する、不安を抱えながら、毎日の生活に追われているのが、実情ではないかと思います。
そういう時に、この「必然」という詩を読むと、少し心が落ち着き、もう少し頑張ってみようかなと、思う気持ちが湧いてきます。
坂村真民は、60歳過ぎから96歳まで、毎朝近くの重信川の河原で、石鎚連峰から昇ってくる朝日を拝んでいました。その実体験から生まれたのが、この「必然」という詩です。
必然とは、「必ずそうなると決まっていること」です。
夜は必ず明け、朝の光は必ず射してくるというのは、この宇宙の必然の原理なのです。
まだまだ先が見えない日々が続くと思いますが、夜は必ず明けるのです。光は必ず射してくるのです。念ずれば必ず花は咲き、道は必ず開いてくるのです。坂村真民の祈りの詩でもある、この詩を読むと、大きな力が湧いてくる思いがします。
「この必然の祈りに生きよう」とは、夜は必ず明け、光は必ず射してくる」と信じて生きてゆこうという、真民のメッセージなのです。
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